事業概要
当社は1961年の創業以来、セルフアンローダー装備の石灰石専用船をはじめ、ばら積みセメント専用船、炭酸カルシウム・フライアッシュ兼用専用船など、常に時代を先取りする数々の専用船を建造・整備し、貨物の安定輸送と輸送の効率化を実現してまいりました。
また、永年の実績とノウハウを生かし、鉄鋼製品の輸送においては、積揚荷役の省力化・効率化を図った新鋭船を導入するなど、一般貨物分野も含めお客様の輸送ニーズに的確に対応するため船隊を整備し、幅広い輸送活動を展開しております。
配船効率の追求
当社では全国主要港湾を網羅した配船ネットワーク網と、全運航船舶動静の一元管理による効率的な配船システムにより、さまざまな輸送ニーズにより早く、低廉かつ安定的な輸送サービスを提供し、お客様から高い評価をいただいております。
技術の開発と研究
わが国初のセルフアンローダー装置を搭載した石灰石専用船の開発以来約50年に及ぶ今日まで、当社は常に輸送の効率化をめざしてたゆまぬ技術の開発と研究に努めてまいりました。そしてその蓄積された豊富な経験をもとに、石灰石専用船の他にセメント専用船、炭酸カルシウム・フライアッシュ兼用専用船などを建造し、企業基盤を固めお客様の信頼をいただいております。
安全管理の徹底
2006年6月、顧客サービス向上のため、それまでのISMコードからISOによる船舶管理に切替え、船舶所有者として品質と安全管理をさらに高めることとしました。同年10月、国土交通省の運輸安全マネジメント制度が始まるとともに「安全管理規程」を制定し、傭船を含む全運航船隊の適切な運航および安全管理をきめ細かく行い、お客様ならびに関係官庁から高い評価をいただいております。
海上技術力(船舶部による各種技術サポート)
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輸送のコンサルタント
現場経験が豊富な現役の船員が陸上スタッフとして勤務しており、お客様からの輸送に関する様々なご質問やご依頼について、専門的な知見に基づき迅速かつ的確にお応え致します。 港湾における最大船型の検討や、荷役設備の接合・調整方法、陸上施設設置のアドバイス、最適船型の検討など、輸送に関するご相談はお気軽にお問合せ下さい。
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現場で臨機応変に対応できる解決力
設備のトラブルや災害時に緊急輸送が必要な場合は、陸上スタッフが迅速に現場を確認し、効率性と安全性を考慮した適切な輸送方法をご提案致します。 東日本大震災の際には、震災直後の東北沿岸の安全な航行ルートの選定や、その後の復旧対策などについて陸上スタッフを派遣し輸送の代替手段を迅速に提案することで緊急輸送のご依頼に対応致しました。これまでの様々な場面で培ったノウハウと実行力で、お客様の輸送のご要請に迅速かつ適切に対応致します。
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省エネ・環境対策の研究
省エネ機器、新規省エネ技術の導入により環境負荷低減と経済性を追求しています。また、船舶事故防止や省力化に効果的な自動運航船の研究を進めています。 その他、海洋汚染防止を考慮した船体設計や、船内カメラの設置による適切な監視体制を取っています。さらに、当社は改正省エネ法に基づく特定輸送業者※として、省エネ、CO2排出量の削減に努めております。
※特定輸送業者:総船腹量2万総トン以上の貨物輸送事業者 -
海陸の情報共有による安全向上
陸上勤務員(船員)を含む陸上スタッフが、乗組員への安全運航の支援(安全管理、海上技術、船舶管理)を行い、乗組員と陸上勤務員のローテーションにより、幅広い視野の安全意識を醸成し安全向上に一体感を持って取り組んでいます。また、日常的に営業部門とコミュニケーションを持つことにより、安全やお客様のニーズに関する情報の共有化を図っております。安全意識の高い監督を数多く現場に配属することで安全品質の向上を目指しております。